日本から飛行機で約4時間と近く、経済成長も著しい国です。さらに、多くの日系企業が進出しているので、海外就職を目指す人におすすめの国です!
この記事では、フィリピンでの就職に興味がある方や、実際に就職を考えている方に向けて、現地の生活情報や日本人向けの職種を詳しく紹介します。
目次
- 英語プログラムはセブ島での実績12年
- 最短2週間〜3ヶ月セブ島でIT留学
- 1ヶ月でプログラミングの基礎をマスター
- 内定獲得できなかった場合は全額返金
フィリピンの基本情報
正式国名 | フィリピン共和国 |
---|---|
首都 | マニラ |
人口 | 1億98万人 |
政治体制 | 共和制 |
公用語 | フィリピノ語・英語 |
通貨・レート | フィリピンペソ(PHP) ※1ペソ=2.52円 2024年9月現在 |
宗教 | キリスト教徒93% 他イスラム教など |
時差 | 日本からマイナス1時間 |
気候 | 亜熱帯~熱帯性気候 比較的雨が多く穏やかな風が吹く 雨季 6月~10月 涼しい乾季 11月~2月 暑い乾季 3月~5月 平均気温は27°C |
参考:フィリピン政府観光省HP「フィリピンの概要」
フィリピンで働く方法とは?
日本人がフィリピンで働く方法は、主に2つあります。
- 日本企業に就職し、駐在員としてフィリピンで働く
- フィリピン現地の求人に直接応募し、採用される
それぞれ詳しく説明します。
フィリピンに拠点がある日本企業に就職し駐在員として働く
フィリピンに支社や工場などの拠点を持つ、日本企業の駐在員求人に応募する方法です。
主に現地の管理者として派遣される求人がほとんどでしょう。
日本の給与体系が適用され、現地での生活も会社から手厚くサポートされるなど、かなりの好待遇が期待できます。
それだけに、海外駐在経験やマネジメント経験が条件となることも多く、主にハイクラス求人対象の国内転職サイトに多く求人が掲載されています。
ただし最近では、駐在員が担っていたポジションも、 現地採用に代替されるケースが増加しつつあるようです。
フィリピン現地の採用社員として働く(現地採用)
フィリピン現地の求人に応募して、現地の採用社員として働く方法です。
この場合は、日系企業だけでなく現地の企業や外資系企業も、応募先として選択肢が広がるでしょう。
主に、フィリピンの現地採用に特化した求人サイトや、人材紹介会社で求人を探すことができます。
中でも、日本の人材サービス会社と現地の就職エージェントが提携した人材紹介サービスを利用すれば、就労に向け手厚い支援が受けられるようです。
現地採用の場合、日系企業の駐在員ほどの好待遇求人は稀ですが、それでも現地では余裕のある生活が送れる給与水準の求人も多数あります。
駐在員の求人ほど専門的な経験を問われることも少ないため、若年層のフィリピン就職希望者にとっては狙い目の方法となるでしょう。
- 英語プログラムはセブ島での実績12年
- 最短2週間〜3ヶ月セブ島でIT留学
- 1ヶ月でプログラミングの基礎をマスター
- 内定獲得できなかった場合は全額返金
フィリピンで日本人向けの求人が多い職種
- 営業職
- 工場における技術職
- ITエンジニア
- 事務系職種
- 日本語教師
- 語学学校スタッフ
- 宿泊などの観光サービス業
- コールセンタースタッフ
ここでは、フィリピンで日本人が働きやすい職種を8つ紹介します。
営業職
営業職は、フィリピンの現地採用で最も求人が多い職種です。
現地採用と駐在員募集の求人が多く見られますが、駐在員の求人はマネージャーや事業責任者など管理的なポジションが多くなる傾向があります。
現地採用では日系企業を顧客とする営業職の求人も多く、採用されれば日本人相手に日本語で営業活動することになるでしょう。
しかし、多くはフィリピン人スタッフと一緒に働くことになるため、英語力は必要になってきます。
工場における技術職
工場における技術職の求人も多く見られます。
フィリピンには多くの日系企業が進出しており、マニラ郊外に生産拠点を設けている企業も多数あります。
こうした工場で勤務し、生産管理や品質管理を行うことになるでしょう。
工場は主に郊外にあるためマニラに居住し、1~2時間程度の時間をかけて通勤するケースもあります。
フィリピン人スタッフの指導的な役割も担うこともあり、もちろん英語力は必要です。
ITエンジニア
フィリピン国内の求人は、IT系の職種も多いことが特徴です。
日系企業の求人も多く専門スキルが求められる分、好待遇が期待できます。
特に英語が話せて、かつプログラミングやWebマーケティングなどの専門スキルを持つ人材は、かなり貴重で重宝される存在です。
首都マニラだけでなく郊外にも求人が多く、自分が目指す現地での生活スタイルに合わせて求人が選べます。
事務系職種
建設系の日本企業などでは、事務職の募集も多く見られます。
日本政府出資の公共事業に日系企業が携わっており、現地拠点におけるバックオフィス業務の求人もあるためです。
金融や会計に関わる求人も多く、IT系職種と同様に好待遇が期待できるでしょう。
日本語教師
日本語教師の求人も狙い目の職種の1つです。
日本語を学びたいフィリピン人も多く、日本語教師の需要は年々高くなっています。
- 日本語教育能力検定試験合格
- 日本語教師養成講座終了
- 大学で日本語教育を専攻
こうした経験や資格が求められることが多いですが、英語を使って日本語を教えるため、自身の英語力が向上するメリットもあります。
語学学校スタッフ
日本人留学生を対象にした、語学学校の現地スタッフ求人もあります。
生徒への対応やオリエンテーション、イベントの企画運営、空港の送迎など業務内容は多岐にわたるようです。
寮などの宿泊設備を提供している学校では、部屋の清掃や食事の準備など留学生の日常生活のお世話も業務に加わり、ハードな仕事内容になることもあります。
宿泊などの観光サービス業
セブ島などリゾート地、観光地では観光系の求人も多く見られます。
ホテルや飲食店のスタッフ職の募集になりますが、日本人の求人があるのは主に日本人をターゲットにした高級ホテルやレストランです。
そのため仕事で英語を使う頻度は少なくなります。
英語力に自信がなく、まずは日本語中心に働きたい人、サービス系の職種に興味がある人には向いている職種でしょう。
コールセンタースタッフ
日系企業や外資系の企業は業務効率化のため、人件費の安い海外に顧客対応の拠点を設けることが多く、フィリピンはその拠点先として人気があります。
大手企業がフィリピン国内の日系企業に、コールセンター業務をアウトソーシングするケースが多いようです。
こうした仕事の場合、日本からの問い合わせへの対応がメインとなるため、さほど英語を使わずに仕事ができる側面もあります。
TAKASHI KAWAHARA
フィリピンで活躍するために必要なスキルとは
これまで見てきた通り日本語中心に進められる仕事もあるため、多少英語力に不安があってもフィリピンで働き始めることは可能です。
しかし、せっかくフィリピンで働くのであれば、英語スキルは高めていきたいものです。
面接の際には、どの程度英語ができるのか確認されることもあるでしょう。
日本語と英語の両方ができる人材は重宝される存在です。
フィリピンで活躍するには英語は必須スキルといっても過言ではありません。
さらに語学力にプラスIT系や金融などの専門スキルがあれば、かなりの高収入が狙えるでしょう。
フィリピンで働く場合の給与の平均は?
やはり、マニラ首都圏の給与水準は高く、セブエリアなど地方に行くと若干下がるようです。
もちろん、ポジションによっても違ってきます。
【フィリピン現地採用外国籍労働者の給与水準】
マニラ首都圏 | セブエリア | |
---|---|---|
新卒~第二新卒 | 80,000~100,000PHP | 60,000PHP |
3年~10年経験者 | 100,000~130,000PHP | 60,000~80,000PHP |
マネージャー拠点長クラス | 130,000~200,000PHP | 80,000~120,000PHP |
※1PHP=2.52円 100,000PHP=252,000円 2024年9月現在(弊社調べ)
フィリピンでは、12月に1ヶ月分の給与に相当するボーナスを支払うことが法律で義務づけられています。
その他は、業績賞与として1年間に、1~2回支給する企業が多いようです。
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フィリピンで働くなら知っておきたい生活情報
ちゃんと生活していけるのか、家賃なんかも気になるんだけど。
ここではフィリピンの生活情報を見ていきましょう。
フィリピン就職を検討している人にとって現地の生活情報は、とても気になるところでしょう。
基本的には日本より物価は安く、現地採用の給与水準でも十分にやっていけそうです。
フィリピンの家賃
フィリピンの家賃は、やはり首都圏のマニラ近郊は高めの傾向ですが、日本よりははるかに安いです。
様々なタイプの住居がありますが、マニラ近郊ではプールやジム、家具のついたタワーマンションが多いようです。
セブエリアでは、家具付きのコンドミニアムに住むことが多く、車で15分ほど離れたエリアには、アパートやタウンハウスなどの戸建て集合住宅もあります。
【フィリピンの家賃相場】
マニラ首都圏 | セブエリア | |
---|---|---|
ワンルームタイプ | 20,000PHP~ (約50,400円~) | 15,000PHP~ (約37,800円~) |
1ベッドルームタイプ | 30,000PHP~ (約75,600円~) | 25,000PHP~ (約63,000円~) |
※1PHP=2.52円 2024年9月現在(弊社調べ)
ただ日本と同様に、入居時に初期費用が家賃の3~4ヶ月分が必要になりますよ。
交通事情
フィリピンの代表的な公共交通機関は以下の5つです。
交通手段 | 運賃 | 特徴 |
---|---|---|
予約タクシー | 120PHP/2km (約302円) | アプリで目的地まで予約できる 利便性が高く安全なためおすすめの交通手段 |
バイクタクシー | 50PHP/2km (約126円) | アプリで呼べるバイクの後部座席に乗るタクシー 渋滞に強く機動性が高い |
ジプニー | 初乗り13PHP (約32円) | フィリピン独特のバスに似た交通手段 決まった停留所がなく自由に乗り降りでき便利 |
バス | 40km以上でも 150PHP程度 (約378円) | 中長距離の拠点間運行 長い距離を乗っても比較的安い料金で済む無料バスもある |
電車 | 13~28PHP (約32~70円) | 各駅停車のみ オフィスエリアには走っておらず日本人が乗ることは少ない |
※1PHP=2.52円 2024年9月現在(弊社調べ)
やはり安全なのは予約タクシーです。
現地に住み始めて慣れないうちは、予約タクシーの利用が無難でしょう。
物価
概ね日本の約半分から3分の2程度と物価は安いですが、物によっては日本と同等のものもあります。
外資メーカー品やWifi・電気代はやや割高、水道や娯楽は日本よりも安いようです。
【フィリピンの物価水準】
日本より安い | 日本と同等・もしくは高い | ||
ボトルの水500ml | 15PHP (約37円) | ガソリン1L | 57PHP (約143円) |
お米10kg | 620PHP (約1,562円) | 牛乳1L | 100PHP (約252円) |
ビール330ml | 50PHP (約126円) | 卵1パック12個 | 130PHP (約327円) |
映画チケット | 370PHP (約932円) | Wifi代 | 1,700PHP (約4,284円) |
水道代1ヶ月 | 500PHP (約1,260円) | 電気代1ヶ月 | 3,000PHP (約7,560円) |
※1PHP=2.52円 2024年9月現在(弊社調べ)
治安
フィリピンはどうしても治安が悪い印象がありますが、実は犯罪指数が東南アジア中で2番目に低いことが最近のデータから分かっています。
特に日本人が働いているエリアでは、夜に1人で出歩いている女性もいるほどです。
ただし、人気のない裏道や飲み屋街は安全とはいい切れないので、最低限の注意は怠らないようにしましょう。
よくある犯罪としては、盗難やスリ・置き引きなどですが、治安の悪いエリアでは強盗などにも注意しなくてはなりません。
フィリピンで働きたい人のよくある疑問
ぜひお願いしたいな!
フィリピンで働くにはビザが必要ですか?
フィリピンで働くには、もちろん就労ビザが必要です。
一般的な就労ビザは、9Gビザと呼ばれパスポートにステッカーが貼られます。
基本的に、就労ビザは就職先の人事・総務が手続きし、費用も負担してくれることが多く、書類に不備がなければ通常3~4週間ほどで発行が完了するようです。
その他「ACR-I」という外国人登録証も必要になるため、合わせて申請しなくてはなりません。
どれくらいの英語力が求められますか?
フィリピンで働くのに必要な英語力は、概ねTOEICで600点以上とされています。
特に営業職の求人については、この水準は中級以上の英語力が求められると思っておきましょう。
技術職に関しては英語力の要求水準は落ちますが、その分専門スキルが求められます。
いずれにせよ、高いスキルを持っている人材であれば、英語は後から上達してもらえばよいと考える企業も多いようです。
英語力も必要ですが、それよりも経験やスキル、人柄が重視されるということでしょう。
フィリピン国内の労働法は?
フィリピンでは、日本と同じように、労働法が整備されています。
1日の労働時間は日本と同様8時間ですが、勤務時間中の休憩時間も労働時間とみなされるのが日本との違いです。
昼食休憩以外にも午前と午後に小休憩を挟む習慣があります。
時間外労働に対しては25%、深夜労働(22時~6時)は10%、休日労働には30%の割増賃金がそれぞれ発生し、法定祝日の労働には100%の追加手当が支給されます。
法定休日は6日の連日勤務に対し、24時間連続して休息を与えなければなりません。
給与の支払いは月に2回(16日以上間隔を空けない)、法定賞与として1ヶ月分の給与を12月24日までに支払う義務があります。
年次有給休暇は1年勤務するごとに5日間付与されます。
参考:厚生労働省「2017年海外情勢報告 第5章4節フィリピン」
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英語力に不安があるなら留学から就職の流れが最適
英語力に自信がないのであれば、まずは留学をして英語力を高めた上で現地での就活にチャレンジするのも1つの方法です。
留学生活で英語力を高め、現地の生活に慣れた上で就活を始めれば、ストレスのない仕事探しができるでしょう。
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私たちUZUZでは、現地に日本人カウンセラーを常駐させ、留学や就職に関するタイムリーな情報発信など、さまざまなサポートを提供しています。
英語力に不安があっても大丈夫。
まずは留学で自信をつけて、あこがれの海外転職を成功させましょう。
まとめ
フィリピンで働くことは、人生における大きな決断になるはずです。
失敗しないためには、慎重に計画して進めたいものです。
海外転職に興味があっても、語学力が不安で一歩が踏み出せない人は、ぜひUZUZにご相談ください。
じっくりお話を伺った上で、あなたにぴったりなキャリアプランをご提案します。
もちろん、留学からでもOKです。
まずは相談してみてください。
魅力的なフィリピン就職を一緒に実現させましょう。
TAKASHI KAWAHARA
フィリピンで働きたいならフィリピン留学経験を!
フィリピンで働きたいのなら、まず英語力の向上と現地での生活に慣れておくことが必要です。
現地の生活に慣れず帰国してしまう人も多いため、留学等でフィリピンでの生活経験がなければ、基本的に採用されにくいと思っておいた方がよさそうです。
日本で就職する時と同様、面接ではスキル・経験・人柄を見られることは変わりません。
しかし、フィリピン就職では以下のことがよく確認されます。
・なぜフィリピンなのか
・フィリピンという異国で働き生活する覚悟があるか
なぜ、フィリピンなのかという質問には単なる憧れからではなく、フィリピンでの就職を希望したきっかけを、自身の経験を踏まえ話すとよいでしょう。
フィリピンで働き生活する覚悟については、経験を積んだら帰国するような印象を与えてしまうと、どうしてもマイナス評価になってしまいます。
ずっとフィリピンで働きたいという、熱意が伝わるように工夫しましょう。