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エンジニアの仕事に英語力が必要な3つの理由
1.プログラミング言語は英語で構成されているため
ITエンジニアにとって必要なプログラミング用語は英語で作られています。
現在プログラミング言語は数百を超える種類があり、そのほぼ全てが英語で構成されているのです。
プログラミング言語はITエンジニアにとって共通の言語であるため、英語を習得しておくと、ソースコードに書かれた英単語の意味が分かり内容も理解しやすくなります。
またプログラミングの作業もより効率的に行うことができるようになるでしょう。
2.オフショア開発が進んでいるため
オフショア開発とはソフトウェアやアプリケーションの開発業務を、海外の企業や現地法人に委託することです。
慢性的な人材不足や、コスト面の解決策としてこのオフショア開発が進んでおり、英語を使ってインドや東南アジアの国と取引を行うことが増えてきています。
そのため、オフショア開発を取り入れているIT企業に就職する際は、取引先との打合せなどで英語力が必要となります。
3.新しい技術や情報は英語で発信されるため
ITに関する新しい技術は基本的に英語圏、特にアメリカから導入されます。
また、技術書やIT機器の説明書などのドキュメントも英語で書かれていることが多いので、英語を読む力の必要性は高いといえるでしょう。
IT技術の進化はめまぐるしく、どんどん新しい技術がリリースされます。
最先端の技術をいち早く取り入れるためには、英語が必要となるのです。
エンジニアが英語力を身につけるメリット4選
1.最新技術や情報を自分で収集できる
前述のようにITに関する新しい技術や情報は英語圏から導入されるため、多くの文献や新技術に関するブログなどは英語で書かれています。
英語による情報検索ができると、それらの情報をいち早くキャッチすることができるでしょう。
新しい技術や情報を導入することで、自身のエンジニアとしての知識をアップデートできるようになります。
また、システム開発で不具合などが起こっても英語で書かれた解決策を見つけて、短い時間で問題を解決することが可能になります。
2.仕事の幅が広がる
エンジニアの数は不足しているため、外資系IT企業やオフショア開発する国内企業はもちろん、一般的なIT企業の間でも、外国人エンジニアを採用する動きが進んでいます。
そのような企業では英語力のあるエンジニアは、外国人スタッフと円滑にコミュニケーションできるため、社内でも重宝されるでしょう。
外国人エンジニアと一緒にプロジェクトを担当するなど、社内での仕事の幅を広げるのにも英語力が役立ちます。
3.海外で働く選択肢ができる
エンジニアは世界中で活躍することのできる仕事であるため、ビジネスに対応できる程度の英語力を身につけていれば、海外で働くこともできます。
IT業界のトップ企業のほとんどが、外資系企業であるため、英語力を身につけることができれば、外資系企業で働けるチャンスもあるかもしれません。
外資系のITトップ企業で働けると、IT業界の最先端で自分のスキルを高めることができるため、エンジニアとしてとても魅力的な選択肢が増えるでしょう。
4.転職で有利になる
プログラミングスキルに加えて英語力も身につけているITエンジニアは、転職市場においても価値ある人材だと判断され、有利になります。
前述のように外資系企業への転職も視野に入れることができ、さらなるキャリアアップが目指せるでしょう。
また、外資系企業は日本企業よりも一般的に年収が高いため、収入アップにもつながります。
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エンジニアに必要とされる英語力のレベル
職種ごとにどのくらいの英語力が必要かの目安を解説します。
ただし、ここで解説したレベルの英語力がエンジニアには絶対必要というわけではないので、参考として読んでくださいね。
プログラマー・オペレーター(TOEIC600~700点 英検2級以上)
プログラマー・オペレーターとはコーディング・テスト・デバッグなどを担当する職種です。
クライアントと折衝することはあまりないため、高度な英語力は必要なく、メールやチャットができる程度のリーディング・ライティング能力が求められます。
専門用語を使いながら、意味が伝わるように文章をやり取りできる英語力が必要です。
スピーキング・ヒアリングは日常的なコミュニケーションが取れる程度は持っているのが望ましいです。
SE・PM(TOEIC700~800点 英検準1級程度)
SEはシステムエンジニアのことで、システム開発においてシステムの設計を担当する職種です。
また、PMはプロジェクトマネージャーのことで、プロジェクトを統括しマネジメントを担当する職種です。
これらSEやPMは上流の工程を担当するため、会議・ドキュメント作成などの業務が追加され、特に外資系企業に勤めている場合は、より高度な英語力が求められるでしょう。
クライアントとの折衝も必要になるため、ビジネスで通用する程度のスピーキング・ヒアリング能力を磨く必要があります。
ブリッジSE(800点以上・英検準1級以上)
ブリッジSEとは「オフショア開発」において、日本企業と現地スタッフとのコミュニケーションの懸け橋を担うシステムエンジニアのことです。
ブリッジSEは英語で外国人エンジニアにシステム開発の要件を説明し、開発中も随時コミュニケーションを図りながら、プロジェクトを円滑に進めていきます。
そのため、高い英語力が求められる職種です。
企業にとって、ブリッジSEがいれば海外企業に業務を委託できるだけでなく、海外からのグローバル案件を受注できるチャンスも広がります。
そのため、ブリッジSEはグローバル企業から非常に需要の高い職種といえます。
働きながら英語を効率的に学ぶ3つの方法を紹介
そんな人でも隙間時間を利用して、効率的に英語を学べるおすすめの方法は以下の3つです。
- アプリを利用する
- YouTubeを見て学ぶ
- 本や参考書を使う
それぞれの方法を紹介します!
1.アプリを利用する
アプリはスマホがあれば手軽に学ぶことができるため、便利です。
通勤時や待ち時間など、隙間時間を使って効率的に英語を学ぶことができます。
無料で使えるものも多く、リスニングや単語の暗記など学びたい分野を選ぶことができます。
2.YouTubeを見て学ぶ
YouTubeもスマホで日常会話やビジネス英語などレベルに合わせて、無料で見ることができるため活用すると良いでしょう。
リスニングやスピーキングなど、苦手な部分に特化した内容の動画を選ぶと、強化していくことができます。
活字を見るより、視覚的で分かりやすいという人には特におすすめです。
気に入ったチャンネルがあれば登録しておき、隙間時間にすぐ学べるようにしておくと便利です。
3.本や参考書を使う
紙媒体の情報は、インターネットの情報と比較して詳しく丁寧な内容のものが多いため、自分の取得したい英語の資格の参考書などを購入すると良いでしょう。
単語に特化したものや文法中心のものなど、自分のレベルに合わせた書籍を選択することも大切です。
持ち運びのしやすいサイズのものもあるため、鞄に入れて持ち歩いて通勤時に見たりすることで時間を有効に使えます。
TAKASHI KAWAHARA
続けるコツは目的意識を持つこと
エンジニアで今すぐに転職を考えていない場合でも英語力をつけておくと多くのメリットがあることを解説しました。
しかし将来に向けた英語学習のモチベーションを持ち続けることは簡単ではありません。
そんな時は何のために、どの程度の英語力が必要かという目的意識を明確にしましょう。
エンジニアとして必要な英語力をしっかりと把握して、効率的に英語力を身に付けると、将来、キャリアアップのチャンスが広がるはずです。
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まとめ
社会のデジタル化が進んでいることで、エンジニアの需要は高まっています。
IT業界は外資系企業やグローバルに活動する日系企業も多くなっているため、英語ができるエンジニアはこれからますます必要とされるでしょう。
英語力があるエンジニアはキャリアアップにもつながり、転職にも有利になり、海外で働くチャンスも増えます。
そのため、より高い英語力を身に付けておくことをおすすめします。
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TAKASHI KAWAHARA
英語力を求める企業はますます増えている!
複数のIT企業が社内公用語を英語にすると発表したニュースを聞いたことがあるかもしれません。
社内公用語を英語にするということは、社員同士の電話やメール、ミーティング、議事録などの文書を全て英語で行うことです。
また社内公用語を英語にしたことで、外国人エンジニアの採用も増えています。
人材不足が続いているIT業界においては、このような動きはますます加速してくるのではないかと思われます。
そうした中でIT業界でエンジニアとして仕事をしようとする場合、間違いなく英語力が必要です。
日本企業だから英語はできなくても大丈夫と思っていたら、取り残されてしまうことになりかねません。