なぜそのように言われてしまうのか、その理由と、そうならないための対策について解説していきます。
ワーキングホリデーをはじめとして、海外への長期滞在を考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
- 英語プログラムはセブ島での実績12年
- 最短2週間〜3ヶ月セブ島でIT留学
- 1ヶ月でプログラミングの基礎をマスター
- 内定獲得できなかった場合は全額返金
ワーホリで人生終わったといわれるケース
「ワーホリで人生終わった」といわれることがあるには、いくつかの要因があります。
よく見られるケースをもとに、その理由を確認しておきましょう。
ワーホリ後にキャリアダウンしてしまったケース
ワーキングホリデーで帰ってきたあと、行く前と比較してキャリアダウンしてしまうケースがあります。
【ワーキングホリデーでキャリアダウンしてしまった例】
Aさんは、大学卒業後に新卒で入社した会社の営業部で若手エースとして活躍していました。かねてより外資系コンサルで働きたいと思っていたため、経験を積もうとワーキングホリデーを利用します。
十分な成果があったと思って帰国したのですが、帰国後に転職先がなかなか見つかりません。新卒の就活では、受ければ受けるほど内定を得ていたAさんでしたが、結局、新卒で入社した会社の7割程度の年収を受け入れて転職することにしました。
実はAさんは、前職では幹部候補として来期の昇進が確約されており、それを断って退職してワーキングホリデーに向かったのです。そのため元同期からは「ワーホリで人生終わったな」と言われてしまったようです。
このようなケースが起こる理由には、以下のようなものがあります。
- 1年間、履歴に空白の期間ができたと思われる。
- 転職活動時に得られた成果を明確に表現できないため、面接官にただ遊んでいたと思われる。
結果的に、帰国後に出国前の仕事よりも給与が下がるなどして、キャリアダウンしたと感じられることがあるのです。
貯金を使い切ってしまったケース
物価が高い国に行って観光目的でお金を使うと、ワーキングホリデーで働いていても生活費が足りず、貯金に手をつけてしまうことがあります。
その国で普通に暮らす分には問題ないものの、観光をしたり遊んだりするのを1年近く続けてしまうと、収支がマイナスになることもよくあることです。
日本に残してきた自分の貯金を海外で使い切ってしまうと、帰国後にまったく生活に余裕がもてなくなってしまいます。
そうなると、帰国後の転職活動も急いで決めざるを得なくなり、不本意な就職先を選んでしまうことになりかねません。
帰国後からそういった余裕がない様子でいると、「ワーホリで人生終わった」といわれるでしょう。
何も身につかないまま帰国してしまったケース
観光目的であれば仕方がないことかもしれませんが、何も身につかないまま帰国してしまうこともあります。
英語力も向上せず、貯金を増やすこともできず、専門的スキルも特別な経験も得られないまま帰ってきてしまうケースです。
何も身についていなかったり、得られたものを上手に伝えることができなければ、それはただ遊んでいただけと同じだと思われても仕方がないでしょう。
1年間かけて何も成長を得られていない様子は、周囲からすれば「ワーホリで人生終わった」というように映るかもしれませんね。
不注意で事件に巻き込まれてしまったケース
日本の治安の良さに慣れてしまって、日本にいるときと同じ感覚でいると事件に巻き込まれてしまうこともあります。
事件の被害者になってしまうこともあり得ますし、場合によっては加害者や犯罪者になってしまうこともあり得る点は特に注意が必要です。
違法薬物や犯罪に手を染めたりすると、現地警察に逮捕されてしまうかもしれません。
日本に戻ってからも抜け出すことができないと、本当の意味で人生が終わってしまうこともあり得るのです。
現地に馴染むのはいいかもしれませんが、危険なことには近づかないようにするべきでしょう。
危険な地域はどこか、特有の習慣や慣習はないかなども含めて、現地についてしっかりと学んでから出かけるようにすればある程度は防げます。
特に、ワーキングホリデー先の国単位ではなく、街や滞在する地域単位で学んでおくのがおすすめです。
結論、ワーホリで人生終わるかどうかは自分次第
結局のところ、ワーキングホリデーが「人生終わった」となるかどうかは、その人がワーホリの期間中に何を学び、どのように活かすかによるといえます。
ワーキングホリデーをした、というだけでは特にメリットにはなりません。
何か重要な経験をしたとしても、それを伝えられなければ、他人にとっては何も得てこなかったも同然です。
しかし、就労や海外滞在で得てきたコミュニケーション能力をはじめとしたスキルや経験を、エピソードを交えて伝えることができれば就職で有利になります。
海外で働いた経験は万人がもっているというわけではなく、また日本の常識が通じない場面もあるため、自分だけの特別なエピソードを得やすいのも特徴です。
海外での経験で価値観をアップデートし、それまでの価値観から離れることができれば、それを武器にして希望するキャリアを歩むことができるかもしれません。
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「ワーホリで人生終わった」とならないための対策
ここからは、「ワーホリで人生終わった」とならないための対策を4つご紹介します。
それぞれを組み合わせれば、ワーキングホリデーをより有意義なものにできるでしょう。
ワーキングホリデーに行く目的を明確にする
まずご紹介するのは、ワーキングホリデーに行く目的を明確にすることです。
- 英語力を身につける(できれば具体的にどの程度のレベルかも明確に)
- 海外での就業経験で自信をつける
上記のような目的が考えられるでしょう。
事前に目的を明確にしていれば、何も得られずに帰国するという失敗を減らせます。
渡航前に最低でも中学レベルまで英語力を高めておく
渡航前に、英語レベルを中学卒業レベルまで高めておくのがおすすめです。
前提として、最低限の日常コミュニケーションは英語でできるようになっておくことは最低条件です。
英語でコミュニケーションができれば現地の人とも交友関係が広がっていきますし、日本語だけしか話せない人よりもできる仕事の幅も増えます。
現地では英語力を伸ばせる環境に身を置く
事前に英語力を鍛えておくだけでなく、現地でも英語力を伸ばせる環境に身を置くようにしましょう。
ワーキングホリデーを提携している国には日本人コミュニティも数多く存在しているため、1年程度であれば現地の日本人だけと交流しているうちに終わってしまうこともあります。
日本語だけで働ける場所もありますし、仕事でもプライベートでも日本語で生活していては、結果的に現地で生きた英語を身につけることができずに帰国してしまうでしょう。
対策としては、ネイティブスピーカーがいる職場を選び英語でコミュニケーションをしながら働く、日本人以外が利用しているシェアハウスに住むといったことがおすすめ。
なかば強制的に英語を使う環境に身を置くことで、自ずと英語力が伸びていくためです。
キャリア形成に役立つ仕事や経験をする
将来的なキャリアプランを考えながら、帰国後のキャリア形成に役立つ仕事や勉強をするのもおすすめです。
自分のキャリアにとって意味や価値がある仕事をすることで、ワーキングホリデーの期間によるキャリアの断絶を防ぐことができます。
例えば、営業職でもっと上位職を目指したいなら、セールスに関連した職種を探すといいでしょう。
コミュニケーション能力を高めたいと思っているなら、接客や現地の日本人以外が利用するホテルの従業員を目指すといった具合です。
ローカル企業にも積極的に声をかけ、現地ならではの体験をエッセンスとして取り入れるのも良いでしょう。
臨機応変さやチャレンジ精神、慣れない異国の地で試行錯誤して得たコミュニケーション能力は、あらゆる職種で活かせます。
それらの挑戦を帰国後にどんなキャリアを歩むのかを想像しながら体験することで、自身のキャリアにおいて有意義な経験を得られるのは間違いありません。
ワーホリ後は海外経験者の就職支援に強いエージェントに相談する
最後は、ワーキングホリデーを終えて帰国してからの対策です。
海外経験者の就職支援を得意としている就職エージェントサービスを利用することがおすすめです。
就職エージェントサービスとは、相性がいい求人を紹介してくれるだけでなく選考対策やキャリアの悩み相談もできるサービスのこと。
それらのキャリアサポートを無料で受けられるのが特徴です。
就職エージェントにはそれぞれ強みや得意分野があり、海外経験者の就職支援を得意としているエージェントもいます。
そのようなエージェントであれば、今までの海外経験を踏まえてその人に最適な求人を紹介してくれるのです。
海外での経験をどのように応募書類や面接で伝えればいいかアドバイスしてくれますし、そもそもどんな企業を志望すべきかなどのキャリア相談もできます。
まとめ
ワーキングホリデーを利用したあとに人生が終わったといわれる状況に陥る人や、周囲がそう感じてしまうケースがあるのも事実です。
しかし、そうなってしまわないようにケースには対策ができます。
基本的には、英語力を身につけ、帰国後のキャリアを考えながら現地で生活していれば概ね有意義な海外生活を送れます。
あとは、その得てきた体験をキャリアアップに利用すればいいだけです。
記事中でも紹介したように、帰国後は海外経験者の就職支援に強みをもつエージェントに相談するのが特におすすめ。
私たちUZUZでは、海外経験者の支援の豊富な実績があります。
ワーキングホリデーに行く前の相談でもかまいません。
少しでも気になった方は、ぜひ一度私たちにご連絡くださいね。
TAKASHI KAWAHARA
年収が下がってもキャリアダウンではない場合もある
長期的に海外の文化に触れる経験は、人生観に大きな影響を与えます。
それまで目指していたものや、出国する際に心に決めていたことがすべて覆ってしまうのもよくあることです。
帰国後に出国前よりも年収が下がったとしても、本人とってそれは意味があることかもしれません。
すなわち、長期的なキャリアプランのなかでは年収が低下するような転職でもキャリアダウンではなく、キャリアチェンジだったというケースです。
周囲の意見に惑わされずに自分が目指すキャリアプランを進めるようになったということかもしれませんね。