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留学にかかる費用はどのくらいか|就活に有利になる?目安と抑える工夫を解説

この記事では、留学にかかる費用はどのくらいか、就活に有利になるのかなど就活のプロが経験に基づいて分かりやすく解説します。留学先の国や期間にもよりますが、大きなお金が必要になることは否めません。留学生活を充実させ有意義なものにしましょう!

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留学にかかる費用はどのくらいか|就活に有利になる?目安と抑える工夫を解説
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海外留学って憧れるけど、結構お金がかかりそうだよね。
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そうですね。

現地での住居費や食費、学費だけでなくビザ取得費用や航空券代など、結構大きな金額にはなりますね。

きちんと目的を定めて有意義な留学生活を送れば、帰国後の就活に有利になるメリットもあるでしょう。

しかし、留学先の国や期間にもよりますが、大きなお金が必要になることは否めません。

  • ビザ申請費用
  • 航空券代
  • 海外留学保険料
  • 滞在費(住居費)
  • 生活費(食費など)
  • 学費

こうした費用を合算すると、まとまった金額になります。

留学生活を充実させ有意義なものにするには、しっかり貯金をして資金を準備する必要があるのです。

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留学経験があることで就活は有利になる?

留学経験があることで就活は有利になる?
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留学を経験すれば、ホントに就活が有利になるのかなぁ。
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有利になる場合もありますが、留学をした人が全て有利になるとは限りません。

企業が留学経験者を、どのように捉えているかを示す調査があります。

  • 留学による留年をマイナスポイントとしない 73.9%。
  • 留学経験のある応募者の採用割合が増えている 58.2%。
  • 留学経験者を今後積極的に採用していきたい 64.1%

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うーん、積極的に採用したい企業は6割ちょっとなのか〜。
どんな企業も大歓迎ってわけではないんだね。

とはいえ、少なからず企業は留学経験者に興味を示す傾向があり、多少なりとも有利に働くようです。

しかし、外資系企業では留学経験者の応募がさほど珍しくなく、留学経験が即アピールにつながるとは言い難い側面もあります。

就活のアピールポイントにするには、充実した留学生活を送り、確固としたスキルを身につけなくてはなりません。

そのためには、ある程度の期間しっかりと学ぶために、十分な留学費用を用意しなくてはならないでしょう。

参考:トビタテ!留学JAPAN「ニュースリリース2019年6月19日

留学にかかる費用の目安

留学にかかる費用の目安
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じゃあ、大体どれくらいの費用を準備すればいいの?
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留学にかかる費用の相場を見てみましょう。

日本学生支援機構(JASSO)の調査を見れば、大体の相場が分かります。

以下の表は、実際の留学期間にかかった総費用の分布です。

金額分布割合
50万円未満19.2%
50~100万円未満25.1%
100~150万円未満10.8%
150~200万円未満8.4%
200~300万円未満8.3%
300~400万円未満3.2%
400~500万円未満3.0%
500~750万円未満3.0%
750~1000万円未満0.5%
1000万円以上1.6%
覚えていない17.0%

引用:日本学生支援機構(JASSO)「海外留学経験者の追跡調査 平成30年版

また留学期間別に見てみると、3ヶ月未満の留学に限定した場合、100万円以内の割合が合計で77.9%でした。

引用:日本学生支援機構(JASSO)「海外留学経験者の追跡調査 平成30年版

短期留学であれば、多く見積もって150万円程度の資金を用意すれば、安心して留学できるようです。

ただ、1年以上の長期留学や大学への進学であれば、費用はもっとかかります。

監修者のコメント
監修者のコメント
川原 敬史
TAKASHI KAWAHARA

費用だけを理由に短期留学を選択するのはおすすめできない

資金を多く用意できないことを理由に、短期留学を選択するというのは、あまりおすすめできません。

確かに、短期間の留学であっても、海外の空気に触れ刺激を受けることは、意味のあることです。

しかし、高度な語学力や確かなスキルを身につけたいのであれば、短期留学では時間が足りません。

就活を有利に展開するようなアピールポイントを獲得することは難しいでしょう。

また、短期留学経験のある求職者は、さほど珍しいわけでもなく、明確なアドバンテージにはなりません。

十分な成果を求めるのであれば、留学の目的と目標を明確にし、達成に必要な時間を十分に確保することです。

そのために必要な資金を準備しましょう。

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1年間の語学留学にかかる費用の目安と内訳

1年間の語学留学にかかる費用の目安と内訳

短期留学であれば、100万円~150万円の資金の準備が必要になりますが、費用が準備できないからといって、短期留学を選択するのは得策ではありません。

では、1年間の語学留学をした場合、費用相場はどれくらいか気になるところです。

ここでは、オーストラリアに1年間、語学留学した場合のモデルケースを紹介します。

学費150万円
生活費160万円
保険料30万円
航空券15万円
ビザ申請代5万円
合計360万円

参考:一般社団法人ワーキング・ホリデー協会「語学留学の費用について

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360万円か……結構かかるものだね!

しっかりとした成果を求めるなら、やはり1年くらいの留学期間は確保したいもの。

そうなると、高額な資金を準備しなくてはなりません。

とはいえ、留学資金を貯めようとコツコツ貯金をしていても、時間がかかります。

資金を準備しつつ、費用を抑える工夫も必要になってくるでしょう。

留学費用が安く抑えられる国

留学費用が安く抑えられる国
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少しでも安く留学費用を抑えたいなら、費用が安くすむ国を選ぶとよいって聞いたけどどうなの?
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確かに、国によっては費用を安く抑えられることもあるようです。

やはり、物価の低い国は生活にかかる費用を抑えやすいため、人気の留学先となっているようです。

ここでは、留学費用を安く抑えやすい国、8カ国を紹介します。

フィリピン

フィリピンは物価が日本の1/5程度と、学費・滞在費を含め費用を抑えやすいため、人気の留学先となっています。

公用語通貨治安気候特徴
英語・フィリピノ語(タガログ語)
ペソ(1ペソ=2.69円) ※2024年4月相場
日本と比較すると良くない。滞在には注意が必要。
1年を通じて暖かく雨季と乾季がある。3~5月が最も暑い。
  • 東南アジアで唯一英語が公用語とされている国
  • 義務教育で第二言語として英語を学ぶため国民の英語力は高い
  • 首都マニラでは公共交通機関が発達しており、交通費も安く抑えられる

参考:外務省海外安全ホームページ「フィリピン安全対策基礎データ

マルタ共和国

地中海に浮かぶ島国であり、ヨーロッパ圏で比較的費用を抑えて留学できる国として人気があります。

公用語通貨治安気候特徴
英語・マルタ語
ユーロ(1ユーロ=146.96円) ※2024年4月相場
一般的に治安は良好。凶悪な犯罪が発生することは稀。
夏は乾燥し暑いが、冬は温暖で過ごしやすい。
  • 日本人が少なく、否応なく英語を話さなくてはならない環境で上達が早い
  • 世界各国から留学生が集まっており、異文化交流がしやすい
  • 世界遺産やリゾートなど、楽しめるスポットも充実している

参考:外務省海外安全ホームページ「マルタ安全対策基礎データ

オーストラリア

日本からの留学先としてポピュラーで馴染みがあり、ワーキングホリデーの渡航先としても人気の国です。

公用語通貨治安気候特徴
英語
オーストラリアドル(1オーストラリアドル=99.99円) ※2024年4月相場
治安は良い方だが、軽犯罪に注意が必要。
年間を通じて温暖な気候。南半球に位置するため日本とは季節が逆になる。
  • 陽気でフレンドリーな国民性で海外経験がない人でも馴染みやすい
  • 世界で最も外国人学生比率が高い
  • 外国人を受け入れるグローバルな環境が整っている

参考:外務省海外安全ホームページ「オーストラリア安全対策基礎データ

カナダ

広い国土と豊かな自然が魅力的な国で、語学留学だけでなくワーキングホリデーも可能なため人気の渡航先となっています。

公用語通貨治安気候特徴
英語
カナダドル(1カナダドル=112.98円) ※2024年4月相場
治安は良い方だが、強盗や置き引き・スリなどには注意が必要。
夏は湿度が低く爽やかに過ごせるが、冬は氷点下になる地域もある。
  • 訛りやクセのないキレイな英語を話す人が多く、語学学習には適している
  • ゆっくり話す人も多く、聞き取りやすいためヒアリング力が向上しやすい
  • 移民が多い他民族国家であるため、外国人留学生も受け入れられやすい

参考:外務省海外安全ホームページ「カナダ安全対策基礎データ

ドバイ

アラビア半島のペルシア湾に面した豊かな国で、豪華なリゾートホテルや高層ビルが立ち並ぶ国際都市です。

公用語通貨治安気候特徴
英語・アラビア語
UAEディルハム(1UAEディルハム=42.14円) ※2024年4月相場
治安は安定しているが、軽犯罪には注意が必要。
冬は暖かく過ごしやすいが、夏は40℃を超える酷暑になることも。
  • 政府主導で外国人が暮らしやすい環境を整備している
  • 人口の85%以上が外国人で多国籍な環境に身を置くには最適
  • 様々なアクセントの英語を話す人と交流できるため、リスニング力が向上しやすい

参考:外務省海外安全ホームページ「アラブ首長国連邦安全対策基礎データ

ニュージーランド

歴史的な背景もありイギリス文化が色濃く残る反面、自然も豊かで過ごしやすく、留学先としては人気があります。

公用語通貨治安気候特徴
英語・マオリ語・ニュージーランド手話
ニュージーランドドル(1ニュージーランドドル=91.54円) ※2024年4月相場
概ね治安は良いが、飲酒に絡む犯罪には注意が必要
夏は暑くならず過ごしやすいが、冬はエリアによっては氷点下になる。日本とは季節が逆。
  • 教育水準が高く先進的なカリキュラムが用意されている
  • 国内に8つある大学は国の管理下にあり、質の高い教育が期待できる
  • 現地の人は英語を早口で話す傾向があり、リスニング力が鍛えられる

参考:外務省海外安全ホームページ「ニュージーランド安全対策基礎データ

アイルランド

他のヨーロッパ諸国と比べ物価が安く、リーズナブルに留学ができる国として人気があります。

公用語通貨治安気候特徴
英語・ゲール語
ユーロ(1ユーロ=146.96円) ※2024年4月相場
概ね治安は良いが、犯罪件数が増加傾向にあり注意が必要
夏は涼しく、冬もそれほど寒くならない。異常気象とは無縁。
  • 90日以内の留学ではビザ不要(延長も可能)
  • 過去はゲール語が使われていたため、英語に独特の訛りがある
  • 休日に近隣のヨーロッパ諸国に旅行できる点も魅力

参考:外務省海外安全ホームページ「アイルランド安全対策基礎データ

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留学費用を抑える工夫とは

留学費用を抑える工夫
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やっぱり、できるだけ留学費用は抑えたいよね。
留学先の国選びの他には、どんな工夫があるの?
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国内で行う各種手配の時期やタイミングを工夫すれば、かなり節約できますよ。

渡航に関する各種手配や、学校に支払う学費などは、ギリギリになってしまうと割高になるケースもあります。

日本国内でできる手配は、可能な限り早く済ましてしまいましょう。

航空券は早めに手配する

航空券代は遠方の留学先ほど、高額になります。

ハイシーズンを避けたり早期予約を活用したりすることで、節約効果が期待できるでしょう。

格安航空券は早く売り切れるため、ギリギリになって手配するとまず購入できません。

留学先と時期が決定したらすぐに手配することで、たくさんの選択肢の中から安いチケットを買うことができます。

学校は早く決める

学費は留学費用の大半を占めるため、できる限り抑えたいものです。

だからといって格安の学校は設備が整っていないことがあるので、おすすめはできません。

設備も充実していて割安な語学学校は人気があるため、すぐに定員オーバーになるので早く動きましょう。

語学学校によっては、早期申し込み割引、入学金免除などのキャンペーンが適用されることもあるようです。

こうした情報を調べて、タイミングを逃さず申し込むことで、費用を抑えられるでしょう。

地方都市を滞在先に選ぶ

都市部を避け、地方都市を留学先に選ぶことで、滞在費を抑えることもできます。

概ね海外の地方都市も、首都よりいくぶん物価が安い傾向があります。

なので、地方都市や田舎の語学学校を選べば、生活費を節約しやすいでしょう。

ただ、地方都市では学校が少ないため、学費が高い可能性もあるようです。

トータルの費用を考えて、留学先の都市を決めるとよいでしょう。

留学生保険は必要な保障に限定する

留学生保険は、あれもこれも補償をつけすぎる必要はありません。

必要な補償に限定することで、保険料を抑えることができます。

また、保険会社によっても、保険料に大きな幅があります。

1つの保険会社だけで決めてしまうのではなく、複数社見積もりをとって、補償と保険料のバランスが良い保険に入るようにしましょう。

留学費用を抑えるならワーキングホリデーも選択肢に

留学費用を抑えるならワーキングホリデーも選択肢に

留学に必要な費用全てを準備できないのであれば、現地で働くのも1つの手段です。

その場合は、ワーキングホリデーも選択肢に入れましょう。

ワーキングホリデーとは、18歳から30歳までの若年層を対象に、観光・就学・就労が可能な在留資格です。

現地で働くことができるため、初期費用のみを用意して、生活費は現地で稼ぐといったこともできます。

1年間の滞在のうち、語学学校に3~4ヶ月通い、あとは現地で就労体験を積むといったプランも実現できるでしょう。

一般的な語学留学の半分程度の費用に抑えることもできるため、金銭面を理由に留学を諦めていた人は検討の余地があるのかもしれません。

監修者のコメント
監修者のコメント
川原 敬史
TAKASHI KAWAHARA

ワーキングホリデーは就活のアドバンテージにはなりにくい

海外での就労体験は貴重なものです。

多国籍な環境で仕事をすることにより、英語力が向上し、国際感覚も養われるでしょう。

ただ、ワーキングホリデーは、もともとは休暇を目的としたビザです。

なので就職活動においては、それ自体がアドバンテージにはなりにくいことは覚えておきましょう。

また、働くことばかりに一生懸命になり、語学の習得や勉強がおろそかになることもあるので、注意しなくてはなりません。

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留学経験を就活に活かすなら就職エージェントに相談がおすすめ

留学経験を就活に活かすなら就職エージェントに相談!

留学を経験したなら、それをアピールポイントにして、少しでも有利に就職活動を進めたいと思うものです。

もしあなたが、そうであれば、就職エージェントに相談することをおすすめします。

就職エージェントでは、留学前に帰国後の就活を見据えた相談にものってくれます。

留学経験者を積極採用してくれる企業や、身につけるべき英語力の目安などもアドバイスしてくれるでしょう。

帰国後の就活がイメージできれば、留学の目的や目標を整理しやすいものです。

より充実した有意義な留学生活により、アピールポイントが作りやすく、留学経験を強みとして活かせるでしょう。

まとめ

どのような形であれ、留学には大きな費用がかかります。

短期留学でも100~150万円。

1年程度の長期留学であれば、300万円を超える大きなお金が必要になってきます。

留学費用はできるだけ抑えたいものですが、費用を節約しすぎて十分な成果が得られないのであれば本末転倒です。

留学経験を強みとして就活に活かしたいなら、留学の目的と目標を明確にして、しっかりとした計画を立てましょう。

UZUZでは、留学から海外転職までワンストップでのサポートを提供しています。

日本人カウンセラーが丁寧にカウンセリングを行い、利用者の性格やスキルに合わせて適切なサポートを提供しております。

「海外留学に興味があるけど何をしたら良いか分からない」や「留学後の就職活動についても相談したい」という人は、UZUZへお気軽にご相談ください!

この記事の監修者

この記事の監修者|川原 敬史
川原 敬史
UZUZ セブ島支社長
関西大学卒業後、現パーソルキャリアに入社したのち株式会社UZUZに参画。大阪支店立ち上げ、人材紹介事業部責任者、採用責任者を経て2024年4月にフィリピンセブ島に移住。グローバルに活躍できる企業と人材の支援を行うために活動中。

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