この記事では、フィリピンで日本人が働く際、どんな仕事に就けるのか、またおすすめの職種、さらにフィリピンでの生活に関する情報をご紹介します。
フィリピンでのキャリアに興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
- 英語プログラムはセブ島での実績12年
- 最短2週間〜3ヶ月セブ島でIT留学
- 1ヶ月でプログラミングの基礎をマスター
- 内定獲得できなかった場合は全額返金
フィリピンで仕事をする日本人はどんな企業で働いている?
フィリピンで仕事をしている日本人は、どんな企業で働いているのでしょうか。
フィリピンの現地企業や自営業で働く日本人もいますが、比較的少数です。
フィリピンで働く日本人は、主に以下のような企業に所属しています。
- 現地の日系企業で働く
- 外資系企業で働く
次では、代表的なケースである上記2つについて解説します。
現地の日系企業で働く
詳しい理由は後述しますが、フィリピンは日本企業が数多く進出しています。
そのため、現地の日系企業で働いている日本人も大勢いるのです。
フィリピンで働く日本人の採用パターンは主に2つあります。
- 日本で採用されてフィリピンに赴任するケース
- フィリピンの現地法人や支店で直接採用されるケース
フィリピンは日本より物価が低く、現地の平均収入も日本と比べると高くありません。
しかし、日系企業に採用された場合、給与水準は日本企業の基準に合わせられることが多いです。
そのため、現地で生活する上で金銭的な不自由が少ないという利点があります。
また、フィリピンで日系企業に勤務しながら、現地の別の日本法人に転職するケースもあります。
外資系企業で働く
フィリピンには、世界各国の企業が進出しています。
IT部門のオフショア拠点としての人気が高いことや、製造業など、現地に工場を設ける企業が多数存在することから、フィリピンではこれらの外資系企業で働く日本人も少なくありません。
なかには、外資系企業に採用され、結果的に勤務地がフィリピンになったというケースもあるようです。
フィリピンにおける日本人向けの仕事の平均給与は?
フィリピンにおける日本人向けの仕事は、どの程度の給与をもらえるのでしょうか。
首都圏における日本人も含んだ外国籍の人の給与水準は、概ね以下のとおりです。
新卒~3年目程度まで | 月収約20~25万円(8万~10万ペソ) |
3年目~10年目程度まで | 月収約25~32万円(10万~13万ペソ) |
管理職クラス | 月収約32~37万円(13万~20万ペソ) |
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フィリピンで日本人におすすめの仕事を紹介
フィリピンで求人が多い職種は、以下のようなものが挙げられます。
- 製造業
- 建設業
- 物流業
- Webサービス
- コールセンター
技術供与などの協力の関係もあり、製造業や建設業で働く人が多い傾向があります。
建築・製造などの技術系職種
かつての日本の高度経済成長時代のように、人口増加と経済発展に伴って、フィリピンでも多くの建造物や工業製品が作られるようになっています。
技術教育なども兼ねて、建築・製造などの技術系職種や監督者の仕事があり、そういった仕事はおすすめです。
日本である程度の経験があれば、管理職として赴任できるため、給与水準も十分なものになるでしょう。
IT系エンジニア
オフショア先としてフィリピンは人気で、多くのIT企業が開発拠点を作っています。
自分でプログラミングやコーディングなどの開発を行ったり、現地で現地採用されたITエンジニアを指導する仕事もおすすめです。
また、IT系の仕事で場所に関係なくリモートワークができるため、住む場所をフィリピンにしている、というケースもあります。
いずれにせよ、日本企業やその他外資系企業に所属して働くことが多くなるため、給与水準が現地よりも高く、日本で生活するのと同じ程度にはもらえる点が魅力です。
コールセンター
フィリピンは英語が公用語の一つであるため、日本企業がネイティブスピーカーを求めてフィリピンにコールセンターを設立することがあります。
英語対応のコールセンターでは、オペレーターは現地で採用されたスタッフが担当することが一般的です。
日本人は主に管理者として活躍する機会が多いです。
現地のオペレーターの取りまとめや、品質管理や業務改善なども担当するのが一般的です。
日本語教師
フィリピンには日本企業が多く進出しており、また訪日するフィリピンの方も多いため、現地で日本語を教える仕事もおすすめです。
フィリピン人とコミュニケーションをとるために英語力が必要となる点、そして当然ながら教えられるだけの学科的な日本語力の高さは必要となります。
誰でもできるというわけではありませんが、生徒が日本語を話せるようになることでやりがいを感じやすく、現地の方々とのコミュニティも広がりやすいという点が特徴的です。
そのため、現地の方と密接なコミュニケーションがしたいという方には特におすすめです。
フィリピンで日本人が仕事をするのがおすすめの理由
なぜフィリピンで日本人が仕事をするのがおすすめなのか、そしてなぜ多くの日本企業がフィリピンに進出しているのでしょうか。
代表的な5つの理由を紹介するので、ここで確認しておきましょう。
もし魅力を感じる理由が多かったら、フィリピンで仕事をすることを検討してみてもいいかもしれませんね。
フィリピンは英語圏のため英語力が鍛えられる
フィリピンは公用語に英語が含まれており、およそ9割の人が英語を話せるといわれています。
そのためフィリピンで働きながら、ビジネス英語を鍛えることも可能です。
フィリピンで働きながら英語力を鍛え、将来的に欧米諸国など英語圏の別の国で就職してキャリアアップできるかもしれません。
物価が安いため日系企業に勤めれば余裕ある生活ができる
国家統計局国際労働機関(ILO)によれば、フィリピンの平均年収は日本円に換算すると約48万円で、月収約4万円ほど。
首都圏のワンルームの家賃は、概ね6万3千円(2万5千ペソ)ほどで借りることができます。
物価は物にもよりますが日本より安いものが多く、海外メーカー製品以外は基本的に半分から多くとも2/3程度の価格です。
前述した外国籍の人の給与の平均で考えると、シンプルな生活であれば10万円ほどの余裕が生まれます。
したがって、フィリピンでは比較的容易に貯金したり、ある程度贅沢な生活を送れる可能性があるため、これがフィリピンでの生活をおすすめする理由のひとつです。
親日国であり治安もそれほど悪くない
そもそも日本が世界有数の治安が良い国であるため、日本の常識と照らし合わせるとどんな国でも治安面では不安が生じてしまいます。
しかしフィリピンは、東南アジアの発展途上国内で比較しても、タイに次いで2番目という犯罪指数の低さを誇っており、治安が良い国といっても問題ありません。
観光客をターゲットにしたスリや買い物詐欺などはありますが、基本的に危険な犯罪に巻き込まれる可能性は低いです。
しかし当然ですが、スラム街や夜のダウンタウン、路地裏などは犯罪に巻き込まれる可能性が高いため近づかないほうがいいでしょう。
なお、上記に加えてフィリピンは親日国であるといわれており、日本人だからという理由で排斥される可能性が低い点も魅力です。
ビザが比較的取りやすい
フィリピンは就労ビザが取りやすく、また永住権を取るための費用も安いうえに審査が厳しくないことも大きな魅力です。
同じアジア圏の海外転職先として人気がある、シンガポールとマレーシアと比較して見てみましょう。
国 | 学歴やスキル | 必要収入 |
---|---|---|
フィリピン | 特になし | 特になし |
シンガポール | 大卒以上、または職業における専門スキル | (EPビザ)月収が5,600シンガポールドル(約64万円)以上あること※2025年1月〜 |
マレーシア | 大卒以上、かつ3年以上就労する業務の経験があること | 月収が5,000リンギット(約17万円)以上あること |
上記に加えて、シンガポールもマレーシアも、年々ビザや永住権獲得の審査が厳格化されてきています。
そのため、ビザ取得という意味でも働きやすいフィリピンが、年々人気が高まっているのです。
日本人コミュニティも見つけやすくホームシックになりにくい
これまで解説してきた理由によって日本法人が多く進出していることもあり、現地には多くの日本人が滞在しています。
そのため日本人コミュニティが数多く存在しており、そういったコミュニティに所属すれば日本語を話す機会があり、同郷の仲間がいればさみしさを紛らわせることも可能です。
日本料理屋もあり、長期間滞在した際に日本食を恋しいと思う気持ちを解消することもできるでしょう。
このように、日本人が多く滞在していることでホームシックになりにくいという点も、フィリピンがおすすめの理由の一つです。
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フィリピンで仕事をしたい日本人の方のよくある質問
ここからは、フィリピンで仕事をしたいという方からよく寄せられる質問と、その回答をお伝えします。
フィリピンで日本人が仕事をするのに必要な英語力は?
基本的には、ビジネス英語ができるに越したことはありません。
会話することが多い営業職では、TOEIC600点以上の中級以上の英語力が求められます。
とはいえ、重要なのはその仕事に対して十分なスキルがあることのほうです。
簡単な日常会話ができる程度の英語力でも、スキルを重視する会社であれば採用されることもあります。
フィリピンで日本人向け求人を探す方法は?
フィリピンで働くために、日本人向けの求人を探す方法は主に以下の2種類が挙げられます。
- 転職サイトを使って自力で求人を探す
- フィリピン就職に強い人材紹介サービスを利用する
海外転職においては、1のように転職サイトを使って自力で求人を見つけるのは難しいかもしれません。
そのため、おすすめは海外の就職に強い人材紹介を利用することです。
英語で書類を作るのは慣れていない人も多いでしょうし、文化が異なる地域の面接では通過するコツが違っていたりします。
海外の就職に強い人材紹介サービスであれば、英語での職務経歴書の作成アドバイスをしてくれたり面接対策をしてくれたり、様々な面でサポートしてくれます。
より良い就職先を探す意味でも選考の通過率を上げる意味でも、人材紹介サービスを利用するほうがおすすめです。
まとめ
フィリピンは親日的な新興国の一つで、治安も比較的良好です。
さらに、多くの日本企業が進出しているため、海外でのキャリアをスタートさせる国として非常におすすめです。
ですが、フィリピンで働きたいと思うものの自分の英語力で就業できるのか心配という方もいるかもしれません。
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TAKASHI KAWAHARA
フィリピン自体の経済発展も望める
フィリピンには現在1億1千万人近くの国民がおり、また出生率も高水準を維持しているため人口増加が見込まれています。
加えて、各国の技術協力による技術的な発展や、外国籍企業の進出による経済発展も期待されています。
人口増加と自国技術・経済発展の掛け合わせで市場規模が拡大し、いずれはフィリピンの企業で働いても、日本と遜色ない給与がもらえるほど発展していくかもしれません。
期待値込みの話ではあるものの、上記のような理由で今のうちからフィリピンで働いているという方もいるようです。