完全在宅でできる仕事とかないのかな?データ入力するだけとかさ。
それに、完全在宅のデータ入力である程度の収入がほしいなら、英語のデータ入力という手もあります。
この記事では、完全在宅で英語のデータ入力を行う仕事について、注意点も踏まえながら解説していきます。
目次
Career Study
完全在宅で英語のデータ入力を行う仕事を紹介
基本的に「データ入力」は、当然ながら「何かのデータ」を入力する必要があります。
そのため、在宅で英語のデータ入力を希望する場合は「何のデータを入力するか」が仕事に大いに関係しています。
何のデータを入力するのかを軸に、完全在宅で英語のデータ入力を行う仕事について確認していきましょう。
事務・経理・サポート+データ入力
こちらの仕事のメイン業務は事務や経理、または事務サポートや経理サポートです。
その過程で、事務や経理の業務の一環としてデータ入力も行うというタイプの仕事です。
事務や経理の場合、デジタル化が進んでいる会社であれば完全在宅で勤務しやすいという側面もあります。
海外との取引がある場合などで、一部のデータ入力に英語を使うということがありますが、その頻度は会社の業態や取引先の状況により一概には言えません。
また、特に事務や事務サポートの場合ですが、事務の業務事態がそれほど複雑ではないなら、比較的「データ入力のみ」に近い業務実態であるケースもあります。
インサイドセールス+データ入力
インサイドセールスとは内勤業務と呼ばれる業態で、簡単にいうと「リモートによる営業」のことです。
電話やメールで営業を行い、見込みがありそうな顧客にはリモート会議によるさらなる営業活動を行います。
顧客管理などの際にデータ入力を行う場合があります。
海外拠点など英語圏の企業に営業活動を行う場合、英語を使うことになるでしょう。
インサイドセールスの特徴は、完全在宅で仕事ができる可能性が高いことが挙げられます。
営業・営業アシスタント+データ入力
英語圏の企業に向けて営業活動を行う場合、ビジネス英会話を活用した働き方ができます。
データ入力はあくまでも、営業業務や営業アシスタント業務のサブ的な位置づけです。
営業本人も営業結果などを元にしてデータ入力を行いますが、営業アシスタントであればデータ入力の業務がより比重の多くを占めるでしょう。
また、1対1で営業サポートを行うタイプの営業アシスタントではなく、複数人の営業を1人でカバーする場合、営業同行を行わないこともあります。
そのケースでは特に、営業アシスタントが完全在宅で働ける可能性が高まります。
英語を使う仕事の注意点
実は英語を仕事で使う際には、求められる英語レベルや使う頻度に応じて、いくつかの段階があります。
英語を使う仕事の注意点として、英語レベルと使う頻度が自身の英語力に合っているかを確認することが重要なのです。
【求められる英語レベル】
- 日常英会話ができればOK
- ビジネス英会話が必要
- ビジネス英会話+職種に応じた専門的な議論ができる
- ネイティブスピーカーよりも高度な英語学知識が求められる
【仕事で英語を使う頻度】
- 稀に使う程度で日本語での業務がメイン
- 頻繁に英語を使うが日本語での業務もある
- 日常的に英語を使い、社内公用語が英語であるレベル
- 英語を使うことそのものが仕事である
例えば、英語圏の方と製品の製造工程について議論したいなら、ビジネス英会話だけではなく、専門用語も知っていないと意思疎通ができないですよね。
このように、扱う内容に専門性があるなどで、仕事内容によって求められる英語レベルが異なることがあるのです。
英語を使う仕事を行う場合、自分の英語力に合わせた仕事を選ぶ必要があります。
反対に「英語を使う仕事だから、ビジネス英会話ができなければいけないんだ」というわけでもないのです。
Career Study
完全在宅でデータ入力の仕事を希望する場合の注意点
「英語を使った仕事」を選ぶ際には、自分に合った英語レベルと頻度を選ぶ必要があるという注意点をお伝えしました。
ここからは、「データ入力」の仕事に関する注意点と「完全在宅」の仕事の注意点をお伝えします。
データ入力のみの仕事はほとんどない
「完全在宅で英語のデータ入力を行う仕事を紹介」でいくつか仕事の具体例をお伝えしてきました。
「データ入力のみ」の仕事がほとんどないことに気づいたでしょうか。
実は、データ入力の仕事があっても「データ入力だけ」という仕事はあまりないのです。
「数ある仕事のなかにデータ入力の業務もある」というケースがほとんどです。
加えて「データ入力がメイン業務である」ということも少ないでしょう。
データ入力だけを行う仕事がしたいという方は、探してもほとんど見つからないため、就職・転職活動が長期化しやすい点に注意してください。
データ入力のみの仕事は給与が安い場合が多い
前述したように、データ入力のみの仕事は、非常に稀です。
ですが、全くないわけではありません。
ただ、募集の多くが正社員募集ではなく、在宅アルバイトや派遣社員であることがほとんど。
しかも「1文字0.5円」などの成果報酬のため、どれだけがんばっても給与が低めです。
英語を使うデータ入力であれば、多少は単価が上がる可能性がありますが、給与が高いとは言い難いのが現状です。
そのため「データ入力のみの仕事」は、副業的に募集されていることがほとんど。
データ入力のみの仕事がしたい場合は、正社員雇用やキャリアプランに組み込むことは考えないほうが良いでしょう。
なお、本業が別にあり、副業的に行うのであれば問題ありません。
また、アルバイトや非正規雇用を続けていくことのデメリットについては、下記の記事でも解説しているので気になる方は確認してみてください。
近年は出社と在宅のハイブリットが求められるケースが多い
続いては、「完全在宅」に関する注意点です。
近年はリモートワークのみではなく、月に数回や週の半分程度が出社など、いわゆるハイブリットワークに移行している企業が増えています。
感染症対策のためにリモートワークを推奨した結果、数年の完全在宅の運用を経て、様々なデメリットが見えてきたためです。
そのため、そもそも完全在宅ができる仕事がそれほど多くないというのが現状です。
前述のとおり、データ入力のみの仕事もそれほど多くありません。
完全在宅かつデータ入力のみの仕事に限定すると非常に限られるうえ、十分な収入を求められないケースも少なくないのです。
「完全在宅」か「データ入力のみ」か、いずれかに絞ったほうが仕事は探しやすくなることは覚えておきましょう。
完全在宅で英語のデータ入力の仕事を探す際のポイント
それに、何もかも望む通りの仕事は見つけにくいものです。
少し妥協するだけで他の条件がずっと良くなるなら、一考の余地はあるでしょう。
重要なのは「希望条件の中でもどの点を重視するか」です。
ここからは、完全在宅で英語のデータ入力の仕事を探す際のポイントを解説していきます。
データ入力のみではなくほかの職種の組み合わせを狙う
データ入力のみの仕事はほとんどないというのは、度々お伝えしてきました。
多くの場合、まずはデータ入力を行い、そこから仕事を覚えて営業・事務・経理に……という流れでキャリアアップしていきます。
そのため「営業アシスタント+データ入力」などのように、何かの仕事と組み合わせてデータ入力がある募集を狙うようにすると見つけやすくなります。
この場合は、残念ながら「データ入力の仕事だけをしたい」という要望の優先度は下がってしまいます。
しかし、仕事を続けているうちにデータ入力以外の仕事にも興味が出てきたりするものです。
そのため、キャリアを広げたり収入をアップさせたりするためにも、この探し方はおすすめです。
外資系企業や海外と取引がある企業を探す
英語を使いたい意欲が高い方向けの探し方がこちらです。
純粋な日本企業で「英語のデータ入力」が求められる場面は限られています。
外資系企業など「資料が英語であたりまえ」の場合は、データ入力も英語で求められることがあり、探しやすくなります。
英語力に不安があり、完全な外資系企業を志望することが心配なら、海外との取引が主業務である会社を狙う方法もあります。
その場合はリモートワークがしやすい社風である可能性も高まるため、完全在宅勤務をするという欲求もかなえられるかもしれません。
ただし、たとえ日本企業を選んだとしてもかなりの英語力が求められる点に注意しましょう。
TAKASHI KAWAHARA
何のデータを扱う仕事を目指すのか、自分が得意なデータは何かを明確にしておこう
データ入力の仕事は「入力して終わり」のこともありますが「データを活用する」場合もあります。
「入力して終わり」の仕事の場合は「記録を残すことそのもの」が重要であるというケースです。
一方で、入手したデータを使って何かの資料を作るなど「活用するためのデータ入力」をすることもあります。
データ入力者がデータそのものを精査したりといった、調査が必要になることもあるのです。
自分が目指すデータ入力仕事とは、どんなデータを扱う仕事なのかを明確にしておきましょう。
もちろん「言われたデータをただ正確に入力するだけの仕事がいい」という整理でもOKです。
どのような場合であっても「自分が目指すデータ入力の仕事の仕方」をしっかりと自分でも認識しておくようにしましょう。
マッチした仕事を探しやすくなりますよ。
Career Study
まとめ
データ入力をする仕事、英語を使う仕事、完全在宅の仕事は、それぞれ求人が多くはありません。
少ない仕事同士の掛け合わせた「完全在宅で英語のデータ入力をする仕事」は、極めて数が少なく、しかも給与も低いのが現実です。
もしそのような仕事を探しているなら、自力で探すよりもプロに頼ってみることをおすすめします。
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TAKASHI KAWAHARA
なぜ完全在宅にしたいかを明確にしてから探そう
完全在宅かつデータ入力のみの仕事だと、募集が極めて少なく、なおかつ給与が低い可能性が高いというのはお伝えしたとおりです。
募集が少ない完全在宅×募集が少ないデータ入力のみの仕事の掛け合わせにより、見つけにくいにも関わらず、せっかく見つけても給与が少ないのは残念に思うかもしれません。
ここで今一度考えてほしいのが、なぜ完全在宅で働きたいかということです。
そもそも出社するのが嫌だから
介護や育児など、家に居たいから
地方在住だが都心の仕事をしたいから
様々な理由があるでしょう。
例えば満員電車を回避したいなら、フレックス勤務ができる会社を探すことでも可能です。
介護や育児の必要があるなら、育休や介護休暇ができる会社や、時短勤務ができる会社を探すこともできます。
別の方法で目的を叶えられる可能性もあるため、何のために完全在宅にしたいのかを明確にしておいたほうがいいでしょう。